多くの企業が導入している表彰制度。結果を出した従業員のモチベーション向上など様々な効果があると考えられています。一方、これまで470社以上の組織づくりを支援してきたUnipos社はユーザー企業から、「成果が見えやすい人や部署に偏ってしまう」「毎回投票を促したり、投票数を手集計するしか方法がないなど、運用側の手間がかかる」といった運用上・仕組み上の課題があるという声も聞いてきました。
仕事の大きな成果に至るまで、成果を上げた人のたくさんの努力や、その人を支える多くの人の小さな貢献の積み重ねがあります。成果の裏側にあるストーリーはこれまで、直接会って仕事をする環境であればおのずと伝わりました。
しかし、コロナ禍を経た今、テレワークや三密回避のためのシフト制勤務によって、成功までのストーリーが組織全体で共有できず、結果のみにフォーカスが当たりやすくなっています。挑戦や成長のストーリーを共有し、みんなで称え合う表彰を作ることができれば、バラバラになった組織に一体感をもたらし、コロナ禍で困難になった組織マネジメントの新たな力になるのではないでしょうか。
そこで「すべてのはたらく人にスポットライトを」をミッションに掲げるUnipos社は、テクノロジーを使って集計などの手間を省き、どこで働いていても「成果」ではなく「プロセス」にフォーカスが当たる表彰を実現できないかと考えました。
Unipos上には成果を上げるまでの努力のストーリーやプロセス、普段なかなか表に出てくることのない縁の下の貢献などに関する感謝・称讃のメッセージが投稿されています。オープンなタイムラインに従業員間でメッセージを送り合い、さらにその投稿を社内の第三者が見て、「拍手」という機能を通じて、相手を称えることができます。
今回Uniposは、この【投稿/拍手】といった基本機能を活用し、「感謝や称讃のメッセージを送った人/送られた人」「拍手をした人/された人」を自動的に集計し表彰するサービスの提供を開始。これにより、Unipos利用企業は、コロナ禍で互いの仕事が見えない中でも、成果を上げるまでのプロセスを元にし、少ない負担で表彰制度を運用できるようになりました。
Uniposの表彰制度の特長の1つは「感謝や称讃を送った人」を表彰するという点です。カリフォルニア大学デイビス校の心理学者Robert Emmons氏は感謝をする人はあらゆる身体的・心理的・社会的効能を得ることができるという研究結果を発表しています。(※)
感謝や称讃を伝える人は、社内に称賛文化などの良い組織風土を生むために欠かせない人材です。そうした尊い行動をしている人にもスポットライトを当て、行動を称えることが必要だと考え、「感謝や称讃を送った人」も表彰に選出することができるようにしました。
(※)Robert Emmons “Why Gratitude Is Good” Greater Good Magazine(カリフォルニア大学バークレー校Greater Good Science Center発行), 2010年11月16日掲載
もう一つの大きな特長は、Uniposの機能の一つである「ハッシュタグ」(※)を利用すると、会社が称えたい行動に沿った表彰制度にカスタマイズできる点です。
※投稿に、自社の行動指針や称えたい姿勢をタグにして紐づけられる機能。例えば「#顧客ファースト」「#あの日の感謝」「#縁の下の力持ち」など。個数無制限で自由に設定可能。
例えば、「#縁の下の力持ち」というハッシュタグに紐づいた行動をしたUniposの投稿が多い人を表彰すれば、営業利益などの大きな成果を上げた人以外の“サイレントヒーロー”を表彰することができます。
自社の行動指針を表彰対象のハッシュタグにすれば、会社の想いを体現している人に報いることができる表彰にもなります。
従業員の挑戦や成長のストーリーを共有し称え合う表彰制度を通じて、コロナ禍における組織マネジメント上の課題の解決に寄与してまいります。
組織の状態が見えなくなり、マネジメントに苦心されている方は、ぜひお問い合わせください。
Uniposはテレワークが当たり前になるwithコロナ時代の環境下でも、組織の生産性を高め続けるため、従業員の仕事ぶりを見える化し、相互理解を深め連携を強化し、心理的安全性を高めることで組織内のコラボレーション課題を解決し、意思疎通・コミュニケーションを円滑にできるよう、サービス・プロダクトを改善・運営してまいります。