Sansan社は、「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに掲げ事業活動を行っています。国内のBtoB 領域におけるSaaSサービスとして最大級のポジションを確立しており、主要サービスの一つである法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」は中小企業から大手企業、官公庁まで業種・規模問わず国内7000件以上の契約を有しています。
顧客基盤を支える営業活動においては、新規顧客の開拓・獲得に加え、顧客に寄り添ったコンサルティングを通して、顧客の成功を後押しし、長期的な関係を構築する「カスタマーサクセス」にも注力しており、その直近12か月平均の解約率も0.63%と業界内でも低水準を維持しています(※1)。また、この盤石な顧客基盤をもとに、中長期的な成長実現に向け、「ビジネスインフラになる」をビジョンに掲げ、企業のDXニーズに応えるマルチプロダクト戦略を展開しています。
Unipos社が運営するUniposは、感謝の言葉とポイントを送り合う機能を備え、企業内で起こる日々の会社に対する貢献を可視化するサービスです。新型コロナウイルス感染症拡大を契機にリモートワークの機会が増え、人と人とのつながりに課題を感じる場面において、企業と従業員、また従業員同士のつながりを強め、組織の一体化に貢献するサービスとして、2021年4月時点で累計500社に導入されています。
両社は、2020年12月に資本業務提携契約を締結し(※2)、SansanとUniposの連携を通じた相互サービスの価値向上や営業活動の連携等についてさまざまな検討や取り組みを進めてきました。2021年5月には、改めて資本業務提携契約を締結し、さらなる連携の強化を推進しています(※3)。本連携では、資本業務提携契約に基づき、両社によるUniposの普及に向けた取り組みを開始します。
本連携によりSansan社は、クラウド名刺管理サービス「Sansan」や、クラウド請求書受領サービス「Bill One」といった、「働き方を変えるDXサービス」群にUniposを加え、組織力を向上させ、働き方を変えるソリューションとして、既存顧客および見込み顧客に対して、提案することができるようになります。Unipos社は、Sansan社の営業やマーケティングのノウハウ、大手企業をはじめとする幅広いSansanの顧客基盤を活用し、Uniposの提案・販売の機会を拡大します。これにより、Uniposの普及を推進するとともに、両社の事業成長を加速させます。
また、今後は共同でのマーケティング活動や新たなサービスの共同開発、両社の関係性を強化するための人事交流を検討しています。
この連携により、Sansan社は、同社が掲げるビジョン「ビジネスインフラになる」に向けた推進を行うことを期待します。また、Unipos社は、働き方を革新する「感情報酬」の普及を進めます。
今後も両社の連携を強化し、双方の事業成長に貢献するシナジーの最大化を目指していきます。