~先延ばしにされがちな「カルチャー」について共に学び合い、
改めて向き合い、機運を高め合った一日をレポート~
人と組織の行動力を引き出し、カルチャーを変えるwebサービス「Unipos」を提供するUnipos株式会社(本社:東京都渋谷区)は、2024年7月2日(火)に九段会館テラスにて「カルチャー変革決起会」を開催しました。本イベントは、日本企業のカルチャー変革に取り組む機運を高めること目的とし、企業規模や業界を超え、産官学連携して情報をシェア・交流する会です。開催にあたりイベント主旨に対して88社の企業にご賛同いただきました。
昨年一年間で起きた企業の不祥事の多くが「言い出せないカルチャー」が原因と言われています。ここにきて日本企業のカルチャーの傷みが問題となって噴出し始めた現在、企業経営において「カルチャー変革」の重要度と緊急度が増していると当社は考えます。
組織づくりをソフトウェアとサービスで支援する当社は、重要とわかりながらも先延ばしにされてきた「カルチャー変革」に改めて目を向け、企業が継続的に成長・挑戦し続けるための取り組みを促進しようと『カルチャー変革決起会』を開催いたしました。
企業規模や業界を超え、産官学連携して情報をシェアし、機運を高める会として企画した本イベントには100名以上の方にお集まりいただきました。第1部は金融庁面谷氏の挨拶から始まり、カルチャー変革に取り組む2社(みずほフィナンシャルグループ秋田氏、富士製薬工業宇治氏)、また、九州大学大学院池田准教授の講演、第2部は交流会を実施いたしました。
講演を聞いた参加者の方からは「なかなか知ることのできない実践企業の成功例を聞けたので自社に活かしたい」「国内外の潮流から考える視点を社内に広めたい」といったお声を頂戴し、「カルチャー変革」を自社に落とし込んでより具体的に考えるきっかけになったことが感じられました。法整備や国際基準が敷かれていくことなど、世の中の要請も高まることから、自社内や競合他社などの近いところに閉じず、今後は業界業種を越えて情報交換をし合うことで、カルチャー変革のヒントが得られ、変革が加速していくことを予感する一日となりました。
イベント名:カルチャー変革決起会
開催日時:7月2日(火)17:00~19:30
開催場所:九段会館テラス コンファレンス&バンケット 2F「鳳凰」
※講演の一部を2024年7月4日(木)10:30~12:00にオンライン配信(お申し込み受付中)
hhttps://event.unipos.me/2024-culture-change/
【ご賛同企業】
本イベントの主旨に賛同し、「カルチャーの変革」に取り組んでいる、あるいはこれから取り組みたい企業を「賛同企業」として募集したところ、二週間という短期間にも関わらず合計88社もの企業様にご賛同いただき、「カルチャー変革」に多くの企業が意識を向けていることがわかりました。
より広い視点から「カルチャー変革」を捉えられるよう、産官学それぞれの立場から「カルチャー」について考える方々にご登壇いただきました。カルチャー変革が重要である社会的要請、企業の成長、学問的知見の3本柱による4つの講演はカルチャー変革を推進する上でのヒントに富んでいました。
金融庁金融庁企画市場局企業開示課課長補佐・面谷将広氏による開会挨拶。国際社会の要請、人的資本開示の義務化など社会的な流れから、全ての土台となる「カルチャー変革」の重要性をお話しいただきました。
みずほフィナンシャルグループ執行役 グループCCuO兼グループCBO・秋田夏実氏。「カルチャー変革」実践企業として、地道な日々の取り組みをお話しいただきました。
富士製薬工業株式会社執行役員 経営管理部長・宇治浩氏。2023年には、Unipos導入企業の運営サイドを対象とした「カル本アワード2023」にて、「ベストカルチャー変革賞」を受賞。ボトムアップで実施されてきたカルチャー変革の取り組みをお話しいただきました。
九州大学大学院人間環境学研究院 准教授/産業・組織心理学会 会長・池田浩氏。学術的観点から「カルチャー」を解説。「カルチャー変革」がこれからの日本企業にとってなぜ重要なのか、論理的にお話しいただきました。当社と共に行う「カルチャー調査」(2024年11月発表予定)の概要も本イベントで発表されました。
「カルチャー変革」にすでに取り組まれている企業様同士の情報交換はもちろん、普段はなかなか知ること・ 出会うことができない共に悩む方々と業界や業種も飛び越えて語り合う場として交流会も開催。「目指したいカルチャー」を議論しやすい場づくりをして、「カルチャー」を考える活発な交流が行われました。
青シールは「今の自社のカルチャー」赤シールは「目指したいカルチャー」を表明いただきました。他社の傾向も見ながら自社を振り返るきっかけになり、コーナーは大盛況でした!
各分野でご活躍する方のご協力、そして、多くの企業からのご賛同に、改めて「カルチャー変革」への興味関心の高まりを実感した一日となりました。当社は、このムーブメントを一過性のものとせず、さらに促進するための取り組みを今後も継続的に行ってまいります。